5/31は100回記念 生放送スペシャル「中山道」(Sound Art金曜夜8時)

スペシャルでスペシャルゲスト

100回記念生放送スペシャル、お楽しみいただけましたでしょうか?いつかやろうとずっと温めていた旅のテーマは「中山道」。今回はこの人しかいない、とお招きした特別ゲスト、中津川市中山道歴史資料館安藤館長のお話は、もう尽きることなく1時間があっという間に過ぎました。もっと聞きたーい!と思った方も多かったのでは?

中山道を歩くのに情報は必須!

おはなしは尽きず、、、

いつもの3コーナーを生放送風にアレンジして、と思っていたのですが、お話がもう楽しすぎて、1つのスポットにいろんな驚く話が飛び出して、Kuniの知りたい病がもう止まらない!最後には『コーナー無視してもOK』のサインが出て、江戸から明治、昭和にかけての中山道で繰り広げられたお話を満喫させていただきました。

中山道を行きかう情報は超ホットだった

Wordコトノハ」のコーナーでのビックリは、坂本龍馬の暗殺についての重要秘密事項や、新選組の池田屋事件新政府の設立のお知らせが御所から直接、なんていう超機密機密事項があっという間に(なんと2日で)中津川に届いていた。というような驚くべき事実が、資料館の古文書の中にはたくさんあるんですって。読み解かれるまでは、折角の宝の山も輝かない。館長はじめ資料館のスタッフさんが紐解くまで、じっとそこで待っている古文書たち。ロマンを感じますねぇ。

行列の「下にぃ、下に」は並みの大名行列には言わない整列もしない。そもそも江戸時代は整列なんて無理。経費がかかるから、参勤交代は超特急が普通。目からウロコ、とはこのことで、いかに自分が時代劇の情報に洗脳されているのか、というのがよくわかりました。まだほんの150年くらい前の明治以前の人々の暮らしは、今自分が知っていることとは全く違う常識で動いていた、というのはかなりの衝撃でした。

ベストポイント

Nature 自然」のコーナーで、中山道でイチオシの景観の良い所は、という質問に返ってきたのが、「桑の実の 木曽路出づれば 穂麦かな」という正岡子規の俳句。人生に悩める傷心の青年だった子規が、ここを通った時に、まさに目が開いたというビューポイント、だそうです。桑の木が続いた細い道をずっと歩いて来たら、パーっと麦の穂が広がる景色が現れる。馬籠方面から落合・中津川方面に向かって歩いて来ると出会う句碑がある場所ということで、中山道歩きには外せないスポットですね。サンセットポイントでもあるというこの場所、ネットでも検索できるようなので、ぜひ自分の目で見てみたいです。

近いうちに「パート2」があるかも?

結局、こんなことを話そうか、と事前に思っていたことは全部終わらずにエンディングを迎えなくてはいけませんでしたが、中山道を歩くのに、歴史を知って歩くかどうかで、全然見えてくるものが違うのだろう、ということがよくわかりました。泣く泣くスキップした「Feastごちそう」のコーナーで準備していたエピソードなども含めて、是非近いうちに、内容をしっかりと確認して、今度はいつものKuniがご案内する音の旅でもう一度中山道に行ってみようか、と考えています。お楽しみに。

折角お持ちいただいた貴重な資料は次回に、、、
「きそじ」と読むそうです

中津川市中山道歴史資料館の情報は

今回ゲストに来ていただいた安藤館長の中山道歴史資料館の情報をいくつか。
資料館ホームページ
安藤館長の講座情報
ちょっと昔の古地図さんぽ(「まちなかラボ」の企画 2019.2-3月開催済のもの)

次なるスペシャルをめざして

100回までお聞きいただき本当にありがとうございます。これからも、耳で楽しむ音の旅Sound Art~something Delicious、金曜の夜にお届けしてまいりますので、よろしくお願いします。次のスペシャルは何にしようか、今からワクワクします。Kuniでした!

楽曲リスト