10/25は「星占い vol.2」(sound art金曜夜8時)

日本の星占いのルーツは?

星占いを日常に取り入れている人ってどれくらいいるんでしょうか?
今回は「星占い」の旅の続きでした。たどっていくと、そんなところにルーツがあるのね、ってことがわかりましたよ。

People/ひとは、有名な星占い師って誰なの?ってことにはじまって、インド占星術から始まったと言われている日本の占星術のルーツを二つ、ご紹介しました。

宿曜道陰陽道。密教から始まっている宿曜道の始祖は法蔵、そして陰陽道で有名なのは安倍晴明。どっちの道が優れているのか、というバトルもあったようで、この頃は誰かの運命を占うのではなく、日本国の行く末は、、というのを予測するためのれっきとした学問で、陰陽道の方は当時のエリート官僚の道でもあった。帝が誰のどの学問を取り入れるか、ってのは、確かにいろんな争いがあったんでしょうねぇ。

そして、Jouney/おでかけでは、星占いには、旅行するのにラッキーな方角は、っていうのもありますね、ってとこから、こちらも陰陽道がルーツらしい「方違え」の風習をご紹介しました。その例が源氏物語の「雨夜の品定め」から始まって「空蝉」の話に流れていくんですけど、要するに、お出かけする時にこっちの方向がよくない、避けなさい、っていうルールがあって、そこをわざわざよけて、一度違う方角に行ってぐるっと回っていくんですね。なんともやっかい。

その方角変更による光源氏の行動が、前夜の宿直の時の仲間内の女性の品定めから始まっているっていうストーリーなんですが、まぁ、男性の行動というのはもしかしたら昔も今もほとんど変わらないのかも、とつくづく思いますね。どんな話だったかはぜひ音声アーカイブでご確認ください。

nature/自然は、宇宙歴5019年10月の宇宙の旅が星占いに関連しているっていうストーリー。こっちも案外いつの時代も変わらないのかも。。

星占いでお楽しみいただいた2週間、こんなに話題が広がるとは思ってもいませんでした。どんな時代でも空に輝いていた星たち。
さて、星空を見上げたら、そろそろご自分の運勢が気になってきましたかしら?

音声アーカイブ

番組の音声をこちらでお楽しみいただけます。

Sound Art: 121「星占い vol.2」(2019.10.25) (トーク部分のみ)

楽曲リスト