勘違いで生まれたmusic特集の変形です
聴きのがしはこちら
Sound Art: 202「music特集変形版:生と死」(2021.5.28) (トーク部分のみ)
ブログアップが遅れました。。。
今回はひょうたんから駒でできあがった旅でした。
4月30日のmusic特集をやった時、連絡ミスでディレクターが作ってくれた
曲特集が「生と死」がテーマだったんです。
あの時はゴールデンウィーク突入~、という時だったので
元々考えていたテーマで作り直してもらったんですが
折角選んでもらったのを聴きたくて
お蔵入りから蘇りましたぁ~。
私の知らない曲ばかりで、ぜーんぶ調べたんですが
これが面白かった。
どこがどう「生と死」とつながるのかなー、と思いながら、
なーるほど、とか。なんと8曲もありまーす。
👂聴きのがしでにはトークしかないので、ぜひ曲は検索などして
調べて聞いてみてくださーい。
①雑草/清水靖晃
児童合唱団によるヴォーカルとサックスのハーモニー。ムクムクと生きる雑草のイメージ。seventh gardenというアルバムの中の一曲。
②Passion/ヨシ ホリカワ
東日本大震災のチャリティーコンピレーションアルバムNihon Kizunaに収録されている。録音した音を編集してsoundを作っていくスタイル。民族楽曲のようにも聞こえる出だしの人の声が、とても力強く心に響き、「生きる」というパッション(情熱・衝動)に聴こえてきます。
③暗闇が欲しい/不可思議/wonderboy
20代で交通事故で急逝したポエトリーラッパーによる楽曲。
若者の求める生とその隣り合わせにある死、その狭間にいる焦燥感。
暗闇が欲しい、死んだほうがまし、だと言いながら、そこには、生きているんだ、という声が聞こえてくるようで、応援歌のようにも聞こえてきます。
④Luv (sic) PART6/ Nujabes remix Uyama Hiroto featuring Shing02
西麻布出身のDJ、ヒップホップのトラックメイカーNujabesによるコラボ曲。彼も不慮の事故で30代で亡くなっています。音楽の女神にあてた手紙というコンセプトで作られているシリーズのラストpart6のテーマは「再生」。未完に終わるところを、亡くなった後に見つかった曲をもとにして詩を担当していたラッパーShing02によって完成されたそうです。
⑤Ashspring/ROTH BART BARON
歌詞には、戦争で飛んできた爆撃機も出てたり、あとどれくらい生きていられるのかと問いかける。春と灰、生と死、そんな対比も感じられる世界
⑥ゴンドラの歌 /PIZZICATO ONE featuring ムッシュかまやつ
Pizzicato fiveのセルフカバー。夕べ見た夢が本当になると、ぼくは死んじゃうかも、っていう出だしで始まり、ゴンドラが出てきます。さてこのゴンドラは何?というのは、ぜひ聴き逃しで確認してくださーい。
⑦A child is born/Robert Glasper
ピアノ曲。まさしく、生まれる歌。Glasperはグラミー賞を受賞しているアメリカのピアニスト。
⑧火の鳥/矢沢朋子
ピアノ曲。寿命を知ると自ら炎に飛び込み再び蘇る不死鳥。まさに生と死。全てのクラシック音楽は当時の前衛だった、が持論のピアニストによる現代音楽。
ふうー、どれも楽しいんですが、やっぱり人が選んだ曲の裏付けをするのが
かなり大変で時間がかかりましたねぇ。この曲はどうやって、どんな動機で
作られたのか。それは作った人にしかわからないことですが、
それを聴く人によって、またどんどんと変化していく。
これ自体が、生と死の繰り返し、のようにも思えてきます。
詳しい解説は👂聴きのがしで聴いてみてくださーい。
さて、あと1か月で終了するSound Artにお便りお待ちしてまーす。
さらに、オプションをつけましたー。
「Cooniにこんなことを言ってほしい!」というのを
書いていただいたら、それを番組で語りかけちゃいましょう!って。
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twitterでつぶやく #763サウンドアート
6月中旬位までにお送り下さい。
お待ちしてまーす。
5週目のある週にやってきたmusic特集もこれが打ち止めです。
あとは、いつもの形に戻って走り切りまーす!
楽曲リスト
twitterに載せそこなっちゃったんで、ここだけに載せまーす。